
こんにちは!『家族婚のつくり方』編集部の月見です。
結婚式に関するお得情報や体験レポを発信しています。
入籍は二人が夫婦になるための手続き。
いざ入籍しようとすると、必要なものや流れなど分からないことが出てくるものですよね。
この記事では、これから入籍するカップルに向けて次の内容を詳しく紹介します。



婚姻届に記入する項目もすべて紹介します。
これから入籍される方は、希望の日にスムーズに手続きを進めるためにも、一度確認してみてくださいね!
- これから入籍予定の方
- 入籍手続きの手順を知りたい方
入籍とはどんな手続きか?
実は本来、入籍という言葉には『既に存在している戸籍に入ること』という意味があり、養子縁組などで使用されます。


一方、婚姻届を提出するときには、結婚する二人で新しい戸籍を作ることになるので、入籍の本来の意味からは外れます。





本来、入籍という言葉に『婚姻届を出して結婚する』という意味はないのです。
しかしメディアなどで『入籍=婚姻届を提出して結婚すること』という意味で使われているため、今ではそれが一般的になっています。
この記事でも、婚姻届を提出して結婚するための手順を『入籍の手順』として紹介します。
入籍の5つのステップとかかる時間



まずは入籍の手順と所要時間を見てみましょう。
婚姻届を入手する(1日)
まずは婚姻届をもらう必要がありますが、市区町村の役所へ行けば無料でもらえます。





全国の市区町村で共通の書式なので、どこでもらってもOK!
書き損じの可能性もあるので、数枚もらっておくと安心です。
ちなみに一般的な婚姻届以外にも、キャラクター等がデザインされた多種多様な婚姻届があることをご存知でしょうか?


結婚情報誌ゼクシィの付録の『ピンクの婚姻届』などが有名ですが、ネット上でも多くの自治体や企業が独自の婚姻届を公開しています。
ダウンロードしてA3用紙に印刷するだけでお好みの婚姻届が手に入るので、自分たちに合ったものを選ぶのも素敵ですね。



役所でもらうか印刷するかなので、婚姻届は1日で準備できます。
本籍地を確認する(1日)


結婚する二人の本籍地が婚姻届を提出する場所と異なる場合、戸籍謄本を入手する必要があります。
このためまずは、二人の本籍地の市区町村がどこかを確認しておきましょう。



本籍地って何だっけ?
本籍地は、その人の戸籍がある市区町村のことです。
未婚の方の場合は親と同じ戸籍に入っているため、本籍地が分からなければ親に聞いて確認できます。


親に確認することが難しい場合には、居住している市区町村の役所で住民票を取得すれば、住民票に本籍地が記載されています。



住民票は役所ですぐに発行してもらえるので、1日あれば本籍地を確認できます。
戸籍謄本を入手する(~10日)


婚姻届は、全国どこの市区町村の役所でも受理してもらえます。
居住地や本籍地でなくても、たとえば旅行先などでも提出できるのです。
ただし、本籍地ではない市区町村で婚姻届を提出する場合は、婚姻届と合わせて戸籍謄本を提出する必要があります。
戸籍謄本が必要か?
- 二人ともの本籍地が婚姻届を提出する市区町村である場合
➡戸籍謄本は不要
- どちらかの本籍地が婚姻届を提出する市区町村と異なる場合
➡その一人の戸籍謄本が必要
- 二人ともの本籍地が婚姻届を提出する市区町村と異なる場合
➡二人分の戸籍謄本が必要



戸籍謄本って何だっけ?
戸籍謄本は、戸籍に記載されている情報すべての写しのことです。
本籍地のある市区町村の役所で入手でき、発行には1通あたり数百円の料金がかかります。
ちなみに郵送やコンビニで、戸籍謄本を交付してくれる市区町村もあります。





居住している市区町村のホームページを確認してみてください。
郵送での交付の場合は1週間~10日程度かかるため、戸籍謄本の入手にかかる時間は1~10日程度となります。
婚姻届に記入する(数日~)
ここまで準備が出来たら、いよいよ婚姻届に記入していきます。
法務省のホームページから、公式の婚姻届記入例をお借りしたので、まずはご覧ください。


記入が必要な項目は13個と多めですが、難しい内容ではありません。
注意点と合わせて1つずつ見ていきましょう。
婚姻届の記入項目
- 届出年月日
- 「夫になる人」「妻になる人」の氏名と生年月日
- 「夫になる人」「妻になる人」の住所と世帯主
※注意:婚姻届を提出する時点で住民票が置いてある住所
- 「夫になる人」「妻になる人」の本籍と筆頭者
※注意:婚姻届を提出する時点での本籍を書く。筆頭者は戸籍の最初に名前が記載されている人
- 「夫になる人」「妻になる人」の父母の氏名と父母との続き柄
※注意:続き柄は数字で、例えば「次男」ではなく「二男」と書く。
- 婚姻後の夫婦の新しい氏と新しい本籍地
- 同居を始めたとき
※注意:結婚式か同居を始めたときの早い方の日付を書く。まだ同居をしていない場合は空欄で良い。
- 初婚か再婚か
- 同居を始める前の夫妻のそれぞれの世帯のおもな仕事
※注意:一人暮らしをしていた場合は自分の仕事、親と同居していて親が世帯主の場合は親の仕事を選ぶ。夫妻それぞれの職業を記入する欄もあるが、国勢調査が行われた年しか使用しないので、通常は記入しない。
- 届出人署名
※注意:押印は任意なので押さなくても良い。
- 証人の署名
※注意:成人した証人が二人必要になる。家族や友人に頼む人が多い。押印は任意なので押さなくても良い。
- 証人の住所
- 証人の本籍
※注意:婚姻届を提出する時点で住民票が置いてある住所
記入を始める前に一通り確認して、分からない点が無いようにしておくとよいですね。
ちなみに以前は婚姻届への押印が必須でしたが、デジタル改革関連法の成立に伴って2021年9月から押印不要になりました。


しかし「人生の節目となる大事な書類には押印をしたい」という声も多いことから、任意で押印することも認められています。



大事な節目だから押印したいな♪
証人にも署名してもらう必要があるため、婚姻届の記入には数日かかると見ておいた方がいいでしょう。
婚姻届と戸籍謄本を提出する(1日)





ここまで来れば、後は市区町村の役所に提出するだけですね。
婚姻届を提出するときに必要なもの
婚姻届の提出に必要なものは次の3つです。
持ち物リスト
- 婚姻届
- 戸籍謄本
※本籍地に提出する場合は不要 - 本人確認書類
本人確認書類については、1点だけで本人確認できるものと2点必要なものがあります。
本人確認書類の種類を下記にまとめたので、必要なものを忘れずに持っていきましょう。
1点で本人確認できる物の例
- マイナンバーカード
- パスポート
- 運転免許証
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 国・地方公共団体の機関が発行した身分証明書(写真付き)
2点で本人確認できる物の例
アから2点、またはアとイから1点ずつ
- ア 被保険者証
(健康保険、船員保険証等) - ア 共済組合員証
- ア 国民年金手帳
- ア 国・地方公共団体の機関が発行した身分証明書
- イ 学生証
- イ 法人が発行した身分証明書
(社員証など)
婚姻届は二人で出す必要がある?





婚姻届って二人そろって提出しないといけないの?
婚姻届は、届出人のうちどちらか一人だけでも提出できます。
その場合は、提出しにきた一人の本人確認書類があれば大丈夫です。
また二人とも都合が付かなければ、代理人にお願いして提出することもできます。
代理人に依頼する場合も委任状や届出人の本人確認書類は必要なく、代理人の本人確認書類があれば問題ありません。



婚姻届を提出する人の本人確認書類があればOKなんだね!
入籍の手続き&必要なものまとめ
この記事では、入籍手続きのステップと必要なものを紹介してきました。
入籍の5つのステップ
1.婚姻届を入手する(1日)
2.本籍地を確認する(1日)
3.戸籍謄本を入手する(~10日)
4.婚姻届に記入する(数日~)
5.婚姻届と戸籍謄本を提出する(1日)
用意するもの3つ
婚姻届、戸籍謄本、本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
入籍の日は、二人が公式に夫婦として認められる日でもあります。
事前にステップを確認して準備を整え、当日はスムーズに手続きを進めましょう。



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